東海大学箱根駅伝監督コメントとメンバー記録結果初優勝への道のり

行事

箱根駅伝の復路が1月3日に行われ、東海大学駅伝チームは創部初となる総合優勝を果たしました。

両角速監督の采配が冴え渡るレースとなりました。

今回も青山学院大学の牙城は崩れないだろうという大方の予想を跳ね除け安定感のある走りで初優勝を果たしました。

両角監督が語る言葉とメンバーの記録はどうだったのでしょうか。

 

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東海大学監督のコメント

「優勝を狙ってはいましたが、絶対に勝てるという確信はありませんでした。

優勝の実感はまだ湧かないですね。」

大学史上初となる箱根駅伝総合優勝を成し遂げた東海大学の両角速駅伝監督の言葉です。

勝利の余韻に浸る余裕はないようで、その顔には喜びとともにどこかホッとした表情が見て取れます。

それも無理なく、それほどまで第95回箱根駅伝は激戦だったのです。

レース前の評判では、選手層の厚い青山学院大学が圧倒的優位にあり、それを経験豊富な東洋大学、3年生に有力選手が揃うスピード派の東海大学が追うという予想でした。

往路で主導権を握ったのは東洋大学でした。

東洋大学は、1区で西山和弥選手(2年)が2年連続の区間賞を獲得すると、4区では相澤晃選手(3年)が驚異的な区間新記録で後続に3分近い差をつけてみせました。

5区を走った田中龍誠選手(2年)も粘って、芦ノ湖のフィニッシュにトップで飛び込みました。

優勝候補と目されていた青山学院大学は、3区で主将の森田歩希選手(4年)が区間新記録をマークするなど流石な所を見せたものの、4区、5区が連続して区間二桁順位に沈むまさかの展開で、首位と5分30秒差の6位で往路を終える事となりました。

青山学院大学原晋監督は、往路終了時にはこう話していました。

「厳しいねぇ。

5分半は簡単に返せるタイムじゃない。

箱根駅伝は本当に難しい。

何が起こるか分からない。」

それでも復路の主役は、その青山学院大学でした。

6区の小野田勇次選手(4年)が区間新記録で山を下ると、7区の林奎介選手(4年)も区間賞を取ります。

9区を走った吉田圭太選手(2年)は出雲駅伝、全日本大学駅伝に続き、区間賞を獲得するなど、区間1位と2位しかいない圧倒的な成績で、復路優勝を果たしました。

しかし、そんな2校を差し置いて最も早く大手町に帰ってきたのが、東海大学だったのです。

東海大学の勝因はなんだったのでしょう?

その理由としては、往路も復路も2位という抜群の安定感です。

「2日間ともコンディションが非常に良かったので、天候に左右されやすい箱根駅伝においては記録的にもいいレースができたと思います。

総合優勝は我々でしたけれど、往路・復路はそれぞれ東洋大学さんと青山学院大学さんが大会新記録で優勝していますから、全体のスピードのレベルも上がってきているなということも感じました。」

と両角監督はコメントしています。

勝因は、一言でいうならば

「ミスがなかった」

ことになります。

区間賞こそ8区を走った小松陽平選手(3年)だけだったのですが、全員が区間1ケタ順位で走り、レースの流れを安定させました。

出雲、全日本で好成績も箱根駅伝は5位。

「スピードはあるけど…長い距離は…」

という評判を見事に覆しました。

東海大学箱根駅伝初優勝!

前日の往路でトップの東洋大学と1分14秒差の2位につけた東海大学は、山下りの6区を、この区間3年連続エントリーとなる中島怜利選手(3年次生)に託しました。

中島選手は走り慣れたコースを快走。

順調に先頭との差を詰め、区間2位の好記録をマークし、トップと1分8秒差で7区の阪口竜平選手(3年次生)につなぎました。

怪我からの復帰戦となった阪口選手ですがコンディションは万全だった様です。

中島選手に続く区間2位の走りを見せると、東洋大を視界にとらえる4秒差で8区の小松陽平選手(3年次生)にタスキを渡します。

駅伝初出場となった小松選手はスタート後すぐにトップの東洋大学に追いつくと後ろにぴたりと付き何度も好機をうかがい、14.6km地点の遊行寺坂手前でスパートをかけて一気に差を広げました。

そのまま箱根駅伝で最も古い区間記録だった山梨学院大学の古田哲弘選手の1時間4分秒5秒(1997年・73回大会)を15秒も更新する1時間3分50秒の大記録を打ち立て、見事に区間賞を獲得しました。

1位でタスキを受けた9区の湊谷春紀選手(4年次生)は、主将らしく落ち着いた走りで後続との差を広げます。

区間2位と堅実なレース運びでタスキを運んだ湊谷選手は、最後の鶴見中継所で10区の郡司陽大選手(3年次生)へとつなぎました。

2位と3分35秒差でアンカーを託された郡司選手は、ゴールの大手町・読売新聞本社前へと続く1人旅となりました。

時折強い風も吹く中、着実にペースを刻んで郡司選手はそのままトップで仲間たちが待ち受けるゴールへと飛び込みました。

復路優勝こそ青山学院大学に譲ったものの、東海大学は2日間で大会新記録となる10時間52分9秒をマークし、初出場から46年目にして悲願の総合初優勝を果たしたのです。

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東海大学箱根駅伝初優勝メンバー記録は

出場選手メンバーの成績は下記の通りです。
【往路】

1区 鬼塚 翔太選手(体育学部3年次生) 区間6位 総合6位
2区 湯澤  舜選手(体育学部4年次生) 区間8位 総合5位
3区 西川雄一朗選手(体育学部3年次生) 区間7位 総合4位
4区 館澤 亨次選手(体育学部3年次生) 区間2位 総合2位
5区 西田 壮志選手(体育学部2年次生) 区間2位 総合2位 ※区間新

【復路】

6区 中島 怜利選手(体育学部3年次生) 区間2位 総合2位
7区 阪口 竜平選手(体育学部3年次生) 区間2位 総合2位
8区 小松 陽平選手(体育学部3年次生) 区間1位 総合1位  ※区間新
9区 湊谷 春紀選手(体育学部4年次生) 区間2位 総合1位
10区 郡司 陽大選手(体育学部3年次生) 区間3位 総合1位

東海大学箱根駅伝その道のりと今後の課題

東海大学は現3年生の世代に、高校時代の有力選手が集結し「黄金世代」と呼ばれています。

1500mで2018年8月のアジア大会代表になった館澤亨次選手を筆頭に、高校時代から駅伝で実績があった關颯人選手、阪口竜平選手、鬼塚翔太選手といった精鋭たちが入学。

その後も実力をつけ、チームの主力として活躍してきていました。

しかし一方で、

「トラックで世界と戦える選手を育てたい。」

という両角監督の思いもあり、これまではあくまでスピードトレーニングに重点を置いていた様です。

その為、これだけの素材をそろえていながら距離が長くなる箱根駅伝では、なかなか満足いく成績が残せずいた様です。

昨季も距離の短い出雲では優勝、全日本でも2位に入りながら、最後の箱根駅伝は5位に終わっていました。

両角監督は、

「最終的に学生三大駅伝全部負けてしまったような空気になってしまった。」

と語っていました。

これではいけないと、

「箱根で勝つため」

の練習を経て、ついに悲願の箱根駅伝制覇を達成しました。

箱根駅伝に対する根本的な取り組み方を見直した練習を重ねました。

今季は、

「速さを強さに」

をスローガンに掲げ、箱根駅伝の総合優勝をチーム最大の目標と定めてスタミナ強化に傾注してきたようです。

合宿でのロードの長い距離を踏み、

「強さ」

を追求してきました。

「秋のトラックレースに出ないということは、翌年のトラック種目の大会への出場権が得にくくなるリスクがある。

それでもトレーニングのスタイルを変え、記録会も回避する新しい取り組みを学生が良く理解してくれた。

その上でその取り組みに関して、

『箱根で勝つためにやるんだ』

という意識の中で努力してくれたのが大きかったと思います。」

そう両角監督は振り返っています。

そして他にも、選手にインタビューを通して感じたのが、「黄金世代」の主力以外の選手が持つ、箱根駅伝に懸ける強い想いの力です。

今季は「速さを強さに」をスローガンに掲げ、箱根駅伝の総合優勝をチーム最大の目標と定めてスタミナ強化に傾注してきた様です。

中心選手だけで無く、全員で「箱根に挑む」気持ちを整えて来た所が「安定感」を生み出してミスの無いレースができたのでしょう。

来年もまだ、今回活躍した選手達が大部分残っているので安定感は変わらないでしょう。

しかし、やはり、後輩達の躍進が無ければ難しいと思います。

1、2年生をどの様に育てて行くかが今後の課題となるでしょう。

 

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