女の子のお祭りである桃の節句のひな祭り。
女の子が健やかに成長するように願いを込めてお祝いをしますよね。
ひな祭りにはひな品業を飾り、思いを込めてお祝いをします。
そのひな人形にもトレンドがあるのをご存知ですか?
かつては大きくて派手なひな人形がトレンドで人気の時代もありました。
それが、最近ではトレンドが変わってきているようなのです。
小さくてかわいい収納便利なモデルのひな人形が人気になってきています。
ここでは、ひな人形のトレンドについてまとめてみたいと思います。
ひな人形の意味やモデルについても触れていきたいと思います。
ひな人形のトレンドは!
ひな人形の大きさについて歴史をみてみると、ひな人形の大きさは時代ごとにトレンドの移り変わりがありました。
長いあいだ、多くの人が好んでいた七段飾りのひな人形も、歴史的に見るとトレンドで流行した時代は長くはありません。
意外ですが、昭和の中ごろから昭和の終わりにかけてトレンドだったひな人形なのです。
7段飾りのひな人形がトレンドだったのは、昭和の経済的、時代的な影響が大きかったといえるでしょう。
7段飾りのひな人形が流行ってから数十年が経ちますが、現代では住宅事情もだいぶ変わっています。
サイズの小さなひな人形に人気が集まっているのです。
なぜ、小さなひな人形がトレンドになり、人気なのでしょうか。
大きくて豪華だとよいとされていた時代とは違い、今の時代は小さなひな人形に注目が集まっています。
大きくて 豪華な段飾りのひな人形も根強く人気ではありますが、小さいひな人形も最近のトレンドになっています。
理由をひとつひとつみてみましょう。
ひな人形のトレンドは小さくてかわいい収納便利!
小さなひな人形が増えた理由のひとつに、マンションをはじめとする集合住宅、そして戸建てでも狭小タイプの住宅が増えたためといわれています。
戸建て住宅よりもマンションや集合住宅を選ぶ人が増えたのです。
また、戸建てのタイプにも変化が見えます。
小さくて限られた土地に小さくてコンパクトな住宅を建てる人も多くなったのです。
建築の技術向上もさることながら住宅のトレンドが変わったのが一番の理由といえるでしょう。
シンプルかつコンパクトな暮らしがトレンドとして広がっているので、ひな人形も自然とコンパクトタイプの住宅に合ったタイプに人気が集まっているといえるでしょう。
おしゃれで、小さくてかわいいひな人形。これが現代のトレンドになっています。
他にも、 若いママでお母さんが増えたのも理由の一つといわれています。
現代は医療技術の進歩によって、高齢出産をするママお母さんも多くなってきていますが、同時に若いママお母さんも増えているようです。
経済的な事情も影響しているようですね。
若いママお母さんが好むのは、小さくてかわいいひな人形で、傾向としてコンパクト志向のようです。
また、収納の便利さも多くな理由になっているようです。
たしかに、段飾りのひな人形は飾る時も収納する時にも手間がかかり、大変な作業になることが多いでしょう。
この点から考えても、小さくてかわいいひな人形で収納便利なタイプの魅力が大きくなっているようです。
親世代と子ども世代の好みの違いも大きく影響しているようです。
若い世代のママお母さんが小さいひな人形を気に入っても、親世代はこれまでの時代背景もあるので段飾りで大きくて豪華なひな人形を好む傾向があるようです。
それは大きくて豪華なひな人形が主流だった世代ですのでやむを得ないことでしょう。
このため、大きいタイプか小さいタイプを購入するかで揉めることがあるようです。
せっかくなので、孫には大きくて豪華なひな人形を贈りたいと思われている方も多いでしょう。
そんな時には、やはり置く場所である住宅事情に合わせて考えることが大切かもしれませんね。
ひな人形の歴史を考えると、段飾りで豪華な飾りがあるひな人形を飾るのは実に最近の昭和の時代のことなです、江戸時代では、むしろ男雛女雛のみの親王飾りなどがトレンドで主流だったそうです。
男雛女雛のみの親王飾りであれば、サイズ的にも現代のトレンドで流行りの住宅にも合わせることができて、収納にも便利なのではないでしょうか。
江戸時代のトレンドを見習ってみるのも、ひとつの方法かもしれませんね。
ひとくちに小さくてかわいい、収納便利なひな人形といっても、たくさんの種類があります。
女雛と男雛を並べて飾る親王飾り、段飾りだけど小さくてコンパクトなタイプなど、いろんな種類があります。
好みのものを探すのも楽しみのひとつになるかもしれませんね。
ひな人形のトレンド、意味やモデルも
ここでは、最近のトレンドとなっている収納に便利でコンパクトなタイプのひな人形をご紹介したいと思います。
まずは、京都の老舗である龍虎堂の手作りひな人形です。
黒塗台の上に可愛い桃の花几帳があり、綺麗な着物のひな人形です。
ぼんぼり、桜橘、菱餅もあって桃の節句の雰囲気が満点です。
ひな人形の顔は、京顔というタイプの顔なのです。
その名前の通り京都で作られる人形には多い顔です。
きめ細かな京職人の作品です。
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次にご紹介するのも龍虎堂の職人による手作りひな人形です。
西陣織の正絹であるシルク100%の着物を着た女雛と男雛です。
そして、可愛らしい着物の三人官女と五人囃子が笑顔で並んでいます。
扇面台は、縁起の良い末広がりになるなど細部にまで配慮されているのが嬉しいですよね。
特徴は、優しい笑顔のひな人形、可愛らしいぼんぼり、キレイな桜柄の豪華屏風、京雅雛の木製の立札になります。
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次は結納屋長生堂の手作りのひな人形です。
女雛、男雛、三人官女、ぼんぼり、屏風、飾り台とコンパクトながら細かい気遣いがされているひな人形です。
さらに、別料金540円にはなりますが、小木札に名前もいれてもらえるので嬉しいですよね。
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こちらも結納屋長生堂の手作りのひな人形です。
女雛、男雛だけのひな人形になります、屏風とシンプルでコンパクトなひな人形です。
こちらも、別料金540円にはなりますが、小木札に名前もいれてもらえます。
手ごろな価格設定も嬉しいひな人形ではないでしょうか。
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ひな人形は、広い地域では3月3日より前に飾り、ひな祭りを行う場所が多いですが、地域によっては4月3日にお祝いする場所もあるようですね。
これは新しい暦を採用しているためといわれています。
ひな人形と一緒に飾る桃の花はどのような意味があるのでしょうか。
ひな人形や桃の花には、長寿や魔除けといった意味があって女の子から厄を払ってくれるという意味もあるようです。
このためか、ひな人形はひな祭りよりも早い2月の中旬くらいから飾る方が良いとされています。
そして3月3日のひなまつりが終わったら収納するというのが良いようですね。
ひな人形のモデルですが、お内裏様は天皇がモデルだといわれています。
さらに、お雛様は皇后様で年齢は18歳前後のモデル設定されているいう話もありますね。
その昔は産まれた子供が幼い頃に命を落とすことも多かったことから、スクスクと元気に長寿をまっとうできるようにとの願いと一緒に人形を枕元に置いたそうです。
ひな人形を飾るのが、3月3日となったのは室町時代くらいからといわれています。
紙製のひな人形だったそうなのですが、江戸時代くらいからは、 今のような形のひな人形になってきたといわれています。
以上、ひな人形のトレンドは小さくてかわいい収納便利なものになっていること。
ひな人形の意味やモデルについてのお話しについてまとめてきました。
ひな人形を用意されている方も、これからひな人形を用意される方も、是非この情報を参考にしてくださいね。
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